視点獲得の意義
今回の講義では、自己紹介セッションの後、「対話学」についての学びを深めました。
AIの登場を題材にした教育関連のケースや、実際の裁判例をもとに創作されたケースを、グループでの対話を中心に行いました。
今回の大きな特徴は、事前に資料が配布されており、「対話学」の基本的なロジックを個々人が予習していることを前提に講義が行われたことです(フリップクラス)。したがって、講義時間は演習のみを実施するスタイルで展開され、よりアクティブ・ラーニングに特化した内容になりました。
2つ目に取り組んだ実際の裁判例をもとにしたケース演習では、原告側、被告側など複数の視点に立った議論が求められました。唯一の答えを持たず、様々な解が想定される課題に対して、多様な視点を持つことの重要性を実感することができたのではないでしょうか。
リーダーとの対談 ―伏見崇宏氏(ICHI COMMONS代表取締役)
大学1年生の時に「福澤諭吉記念文明塾」に参加し、現在、ICHI COMMONSの代表取締役を務める伏見崇宏様にお越しいただきました。「みんなの生活を便利にしたい」という人生のパーパスを掲げ、社会課題の解決に貢献すべく行動し続ける伏見様に、学生から多くの質問が寄せられました。
「社会課題に対して自分なりの定義を考える。時間のある学生だからこそ起こせるインパクトがある」という伏見様の言葉は、今学期PBL(Project Based Learning)に本格的に挑む受講生たちに大きく響いた様子でした。