3度目の模擬交渉:複雑な交渉をどう乗り切るか
過去2回に続き、実際のケースを中心に展開されました。立場が異なる2人が1組となり、商品化する条件や権利料の配分の仕方など、複雑に絡み合う課題について交渉してもらいました。回を重ねるごとにケースが複雑化し難易度が増しています。しかし、交渉の事前準備のフレームワークであるSMATOアプローチを使うことによって、価格の話に終始するのではなく、創造的選択肢を提示し、建設的な議論が可能になります。双方に実りあるwin-winな方向性を目指すことの重要性を受講生も実感していることと思います。
今回で、日本版交渉学の要素、すなわち、論理、準備、現場をいずれも学習したことになります。これまでの学びを土台として、次回の模擬交渉では、更に複雑で、かつ交渉当事者も1対1ではない、最も難易度が高いケースに挑戦する予定です。
PBLの最終提出に向けて
年明けに予定されているPBLの最終提出も近づいてきました。杉田先生から、今後の進め方に関してのアドバイスをいただきました。全体の講義はここで終了しましたが、先週の杉田先生のフィードバックをもとに、講義後も教室で話し合いをしている受講生も数多く見られました。また、社会人TAの古山さんにPBLの相談をしている姿もあり、主体的に学ぼうとする姿勢を垣間見ることができました。
本プログラムは、PBLの成果自体ももちろん重要ですが、そこに至るまでのストーリーの中でそれぞれのリーダーシップ経験を重ねることが、将来につながる大きな力を育んでいきます。