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11月6日(月) 第5回リーダーシップ基礎「組織文化・組織開発」 ~日吉キャンパス

本日の講義の流れ

▼社会人TA古山さん ― (講義)福澤文明塾特別セッションの実施報告
▼杉田先生 ― (講義・演習)チーム作りのための講義と組織分析、ディスカッション

授業冒頭、社会人TA古山さんより、11月4日(土)午後に実施した「福澤文明塾特別セッション」で行った内容について、振り返りが行われました。これは、慶應義塾創立150周年記念事業として11年間行われた福澤諭吉記念文明塾の卒業生がリーダーシップ基礎を受講している学生のために実施してくださっているセッションです。当日の様子は、また別稿にてお伝えします。

その後、杉田先生より、チーム作りについて、組織文化、組織開発の観点から講義・演習が行われました。これまで自分が所属した組織について、どんな組織文化を持っていたのか、ワークシートに沿って各自分析を行った結果、組織は4つのタイプに類型化されました。各類型はそれぞれ同程度の人数分布を示しており、受講生たちが所属してきた組織が多様であることが明らかになりました。この学びをそれぞれの所属組織に持ち帰り、より良い組織のあり方を考え、その構築に努めることでぜひリーダーシップを実践してください。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

● 経済学部1年生

今日の講義を通じて、組織編成の種類や特徴について学ぶことができた。演習では自分が所属しているサークルについて分析した。自分が所属しているサークルは協調型の組織で、内側の絆を大事にして、意思決定や活動方針が柔軟なため、外部の競合に対する意識が薄く、結果的に活動が成果に繋がらないことが現状となっている。今回の授業を通して、協調型の良いところを維持しつつ、創造型の良いところもとり入れたいと思った。

例えば、結果を出すために短期と中長期の目標を設定して、定期的に組織全体で、そもそも活動の目的は何なのか、どこを目指したいのか、とマインドセットをする時間を設けられると良いと考えた。これは講義で学んだ黙示的な浸透方法として行いたいと思う。また、明示的な浸透方法としては、活動内容や報告を定期的にSNSで発信することを考えている。これは、SNSのフォロワーに監視してもらうことが結果的に活動の成果につながると思うからである。ちょうどサークルの組織編成を見直したいと思っていたので、今回の講義を受けてとても勉強になった。

● 法学部法律学科2年生

サークル活動を題材に分析を行ったが、自分が感じている課題が実際に浮き彫りになる結果となった。実際に数値でも出しつつ、言葉でもまとめてみたところ、思っていた通りの結論となった。これは普段の分析があっているということにもなり、その点はよかったように思う。

印象に残っているのは、何度かグループワークを行い、自分の組織が何型かを発表する際、一人の方が、「やっぱりそうだと思った」と答えており、ここまでやってきた傾聴力が備わっているとともに、考察する力も高いように感じた。

ここまで数回講義を受けてきて、やはり自身は初対面の相手に対して最初から100%のパフォーマンスを出し切れていない点は課題であると感じた。恥ずかしさというよりも、ただ単に勇気をもって踏み出せていないので、その点は改善の余地がある。少し話して相手の特徴をつかめればやりやすいのだが、最初の一言などを踏み出すことがあまりできていないので、本授業を通して少しでも克服できればと思う。