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4月30日(火) 第4回交渉学「対話力①」

本日の講義の流れ

▼田村先生 ― (講義)対話の基本
▼社会人TA古山さん ― (演習)ケース演習

今回からリーダーシップ基礎力の4要素のうち、2つ目の「対話力」に入りました。
田村先生から、実際によくある会議の流れとその問題点をもとに、会話と対話の違いや、パワープレイへの対処法についてご講義いただきました。後半は、社会人TAの古山さんに担当いただき、実際に起きた事件をアレンジしたケースを用いてグループ・ディスカッションを2回行いました。加害者側・被害者側双方の立場に立って思考を巡らせたり、企業のミッションに立ち返ったりすることで、より広い視野を持った解決策を導き出すことができたようです。

履修生の学び 〜講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●法学部政治学科4年生
対話における複眼的思考の重要性について学んだ。「自分はこう考えているが、相手はどんな背景があってどう考えているのか」や「今起きたことの対処だけでなく、この行動をすることで将来どんな影響があるのか」など、議論するにあたって一つの視点に固執せず対話していく重要性について、ケースをとおして学んだ。
複数人のディスカッションで様々な意見が出る中で、その流れで意見の相違を確認したり、欠けていた視点を取り入れたりすることを意識した。その中でみんなが同じ意見になったときに、あえて「逆の意見や反論をしてみるとどうなるか?」という問いかけをする重要性も学ぶことができた。 またインセンティブアプローチに関しては、法律的・ビジネス的な枠組みを越えて日ごろの生活意識にも取り入れたい考えであった。この行動をしないとどんな影響が生じるかを考えられる上、あるいはどんなインセンティブを設けるとその行動を促すことができるかに関しても発展して考えることができると思った。

●法学部法律学科3年生
今までの授業では傾聴力を意識してきたが、対話をするためには相手の意見を聞いたうえで自分の意見との相違点を見つけ、協働して問題解決することが必要だと学んだ。前回の授業まではグループで意見を述べる際に自分の直前に話している人の内容を注意深くは聞けておらず、自分が話す内容をまとめることに集中してしまっていたことに気付いた。これでは対話になっておらず自分が満足することが目的になっていたように思える。今回のケースに対する議論では、それぞれが違う視点を持っており自分が気づかなかった角度から意見を述べている人がいたことにより自分と他の人の意見を合体させたようなより良い解決策を導き出すきっかけにもなると感じた。自分の意見が正しいと思い込まずどんな考えにも偏見を持つことなく比較、検討していくことが重要だと思った。

●法学部法律学科3年生
今日は対話力をメインテーマとして学んだが、前回までの傾聴力を生かすことができたと思う。相手の意見を否定することなく、発言を深掘り、価値観などを探り、ディスカッションをする上で必要な信頼関係を構築することができた。自分は傾聴することは得意だが、反対に意見を表明することが苦手だったので、それを克服する目的意識を持って授業に臨んだが、授業を受ける前よりも自信を持つことができたと思う。パワープレイと集団極性化がもたらす個々人の意見の欠如は実際によくあることだなと思っていたのだが、発言する側が承認欲求を満たすためだけに意義を見出したり、傾聴ができなくなってしまったりという問題点にはハッとした。今まで発言することに苦手意識を持っており、自分が会議などで爪痕を残そうとばかり考えていた節があるので、これからは「議論がより円滑に進むためにはどうするか」という考えを念頭に置きながら発言の機会を探りたいと思った。