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10月22日(火) 第4回リーダーシップ基礎「説得力①:組織分析」

本日の講義の内容

▼杉田先生 ― (講義・演習)チーム作りのための講義と組織分析、ディスカッション
本日は杉田先生より、チーム作りについて、組織文化、組織開発の観点から講義・演習が行われました。はじめに、4人1組でリーダーとリーダーシップの違いについて話し合いました。リーダーシップとは何か、を再確認することができました。次に、これまで自分が所属した組織について、どんな組織文化を持っていたのか、ワークシートに沿って各自分析を行いました。受講生たちは非常に興味を持って取り組んでおり、自分たちが所属してきた組織が4つのタイプのどれに属するのか、そのタイプがどのような特徴をもつのかを学びました。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●経済学部2年
組織を動かすために必要な力として、業務遂行能力、対人関係能力に加えてコンセプチュアルスキル即ち、物事の本質を見極めて判断するとともにビジョンを描き、組織に目標を与える力が必要であると学んだ。また、このようなビジョンを与えることができるのはリーダーという役職ではなくリーダーシップそのもので、常に鍛える必要があると学んだ。加えて、熱く語り合うことでかかる目標を定めやすいということについて実習を交えて学習した。もっとも、熱く語り合うにあたり、その意図を正確に要約して相手へ伝えることに課題を感じた。要点が定まらなければ熱く語ることができない。この点はリーダーシップの中でも対人関係能力にあたる部分であると感じたため次回以降学習を進めて進歩させたい。ただ、リーダシップの各要素は互いに補完し合う関係であると実感することができたのは、今回の確かな学びであると考える。

●法学部政治学科1年
私は、リーダーシップというものはリーダーがとるものだと思っていた。しかし、リーダーシップというものは立場や役職というものにとらわれず、発揮できるものということを知った。また、私が達成したいこととして、将来税理士として独立開業という目標があるが、その際、リーダーという立場に置かれた時に、誰でもリーダーシップを発揮できる状態、環境を大事にしたいと思った。リーダーはただ引っ張っていく存在ではなく、むしろ、周りの人達のサポートであったりと、一歩引いたところから常に俯瞰的にチーム全体をみて、支えるものだと考えている。そのようなリーダー像に少しでも近づけるように、日々の生活からリーダーシップというものを意識して過ごしていきたいと思った。また、そうなれるように、自分の目標に向かって日々努力していきたいと思った。

●商学部1年
リーダーとリーダーシップの違いについて考えることは今までなかったが、リーダーという役割が上司や組織から与えられることとリーダーシップは誰もが持てるものという話になるほどと思った。社長や部長のような役職がないからリーダーシップを発揮するのは控えようといった風潮は日本に少なからずあると思うが、それはリーダーとリーダーシップの違いを捉えきれてないがゆえの考えなのかもしれない。自分の達成したいことをグループで共有しあう際、私が今何を達成したいのかちゃんと向き合う機会になれたのと、他の人がどのような考えを持っているかを学べてとてもためになった。自分が想像している以上に明確なビジョンをもった人が多く、ヒントを得たと同時に早くから自分の目標を明確にすることの大切さを知ることができた。また、コミュニケーションやスキルのほかに目標を持つことを加えた3本柱がリーダーシップに欠かせないという話をきき、そういった考えは今までに聞いたことがなかったので、これから生かしていこうと感じた。目標があることで成長もしやすいし、自分が今どの位置にいるかを知れるのが良いと思う。