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11月12日(火) 第7回リーダーシップ基礎「説得力②:パブリックスピーチI」

本日の講義の内容

▼杉田先生―(講義・演習)パプリックスピーチ

前半は、杉田先生よりリーダーシップについてご講義いただきました。リーダーシップとは、目標達成に向けて、個人が他人あるいは集団に対して影響を与え、その実現に導く行為であるとご説明していただき、実現したい社会(Weメッセージ)、また、その前段階としての私が達成したいこと(Iメッセージ)をしっかりとイメージしておく必要性を学びました。
後半は、各グループでIメッセージの発表を行い、国際交流や組織運営、社会貢献など、様々なトピックのIメッセージが語られていました。質疑応答を通じて、それぞれがより考えを深め、IメッセージをWeメッセージに昇華していくヒントを得られたことと思います。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●法学部政治学科1年
グループでの対話を通していろんな人のなりたいものやwhyが知れて様々な考えをインプットできた。またその際、自身が書いたなりたいものに対して様々な目線からwhyを問い直すことができた。これは大変貴重な機会で、何故そのリーダー像になりたいのか、他のリーダー像に何故ならないのか、他の人の意見を聞くことでより明確となった。リーダー論に関わらず日々の生活の中でもwhyの問いかけを大切に、多角的な視野から物事をみて、物事の本質を見極められるようになりたいと感じた。

●商学部1年
才能(自分が得意なこと)や情熱(本当にしたいこと)、良心(今すべきこと)の三つを考えてみたときに、頭の中ではすぐに思いつくことができなかったが、自分の達成したいことをグループの人に伝え終わったあとに質問をされることで、自分自身に問いかけをするきっかけとなり、新たな視点を持つことができた。他のメンバーも、達成したいことを私たちに伝えているときよりも、質問されて考えるときの時間の方が、自分について気付かされることが多かったように感じた。また、自分と異なる人の目標を聞くと、こんな視点を持っているのだと感じることが多く、学びと対話を両立しながら話をすることができた。同じ留学をしたいという目標でも、whyの部分を突き詰めてみると全く異なっていたり、目標を達成するまでの描いている道も大きく異なっていたりして、参考にできる考え方にも多く出会うことができた。一方的に自分の話をするだけでは相手の理解も浅いし、「そうなんだ」で終わってしまうが、質問をするだけでも相手の話の要点を掴もうと意識できるし、論点と話がずれていないかを考えながらきくことができるため、自分と相手のためにもなる対話ができる。これらは授業内だけでなく日常的な会話でも取り入れることができるため、積極的に活用していきたいと考える。

●経済学部1年
今回の講義では、自分のIメッセージに関する発表をグループ内で行ったが、他の人の発表にすごく刺激を受けた。自分のIメッセージはすごく抽象的なもので具体性がなかったが、他の人の発表には明確なビジョンがあり、その目標を達成するための具体的な方法も挙げたりしていたので、自分のIメッセージにも取り入れるべきだと思った。また、講義の方で印象に残ったのが「聞くスキル」だ。特に、「事実と意見を区別する」ということに対してだが、相手の話していることを「事実」として受け取るか、「意見」として受け取るかはすごく大切なことだと思い、今後、自分の「聞くスキル」を向上させていくためにも意識しようと思った。さらに、逆に考えると、この「聞くスキル」を活かせばもっと話すのが上手くなるのではないかと思った。たとえば、話の中で事実をあらかじめ整理したり、要点を強調したり、コンパクトにまとめたりなど、「話す力」にも活かせるポイントだということである。今回自分のスピーチで活かせなかったところも多々あるが、これらのスキルを身につけてもっと聞き上手、そして話し上手になりたいと思った。