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10月14日(火)第2回リーダーシップ基礎「傾聴力・コーチング」

本日の講義の内容

本日の講義の内容▼田村先生(講義・演習)−講義&実践型ワーク

すっかり秋の気配が漂う日吉キャンパス。
本日は、意欲あふれる学生たちとともに第2回の講義を迎えました。

田村先生からは、リーダーに求められる「傾聴力」についてお話しいただきました。
講義後の自己紹介セッションでは、学生たちが先生のお話しを踏まえ、実際に傾聴を意識した実践に取り組みました。
田村先生からは、有意義な対話を生み出すために必要な要素を、「傾聴」を軸に深く掘り下げていただきました。
改めての実践を通じて、学生それぞれが学びをより一層深める機会となったようです。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●法学部政治学科2年
今回の講義・演習を通して効果的なコミュニケーションにおける傾聴力の大切さを実感できたと共に、傾聴の上手さは性格ではなく、様々なテクニックや努力で能力を高めることができることに気が付いた。演習を通しても特に有効だと思ったのが5W1Hで質問することだ。今までは単に自分の気になったことを聞くだけだったが、このポイントを意識することで、脳内で相手の話を整理した上で会話が広がる質問を選択して投げかけられた。また課題解決の演習では、発表者が何を解決したいと思っているのか、話し合いの本来の目的を見失わないような傾聴が重要だと思った。私たちのグループでは、3ヶ月限定のボランティア団体において「メンバー同士で敬語を使わない」というルールが守られていない状況が議題に出されたが、敬語を使わないのはあくまで仲良くなるための手段であり、目的ではないのではないかという発言で話の帰結点を明確化できた。このように状況を適切に把握し、効果的な傾聴を行えるようになりたいと思った。

●法学部政治学科1年
本日の講義では、リーダーシップの構成要素のひとつである「傾聴力」の重要性について特に学びました。相手の話を聞いてすぐ評価・判断せずに関心を持って聴き、質問を通じて他者やその意見について理解を深めることが、リーダーシップや、そもそもの信頼関係の構築に大きく寄与すると感じた。特に、IQAAの視点を意識することで、相手の考えていることを言語化して引き出していく対話が可能になる点が印象的だ。
また、講義の後半でお話のあったコーチングの手法を用いた「問いかけによる支援」は、単なる情報収集にとどまらず、相手の内省を促すコミュニケーションであり、今後自分がリーダーとして行うであろうチーム運営にも活かせると感じた。
ディスカッションでは、ファシリテーターにこそならなかったものの、お悩み相談の際に発表者となることができ、満足いく議論、そして掛け合いができ、ある種の達成感を感じることが出来た。

●法学部政治学科2年
オープンクエスチョンの重要性を学んだ。
話し手も自覚していない思考をオープンクエスチョンによって掘り出すことで、議論が前に進んだ。
答えが簡単に出せる質問をしてしまいがちだが、意識的にオープンクエスチョンをして、相手に話してもらう練習をしていきたい。