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12月9日(火) 第9回リーダーシップ基礎「対話力④SPICE」

本日の講義の流れ

田村先生ー(講義・演習)SPICEアプローチ
本日(12月9日)は、前回に引き続き、SPICEアプローチによる対話力についてご講義いただ
きました。
授業冒頭では、田村先生より、SPICEアプローチのうち特にSPを課題設定において慎重に
検討することの重要性をご説明いただきました。それを踏まえた上で、ミッションの設定
について将来又は過去の視点での検討が求められるケースを扱い、利害関係者各自の立場
を踏まえた課題の設定に取り組みました。ケースにおいて問題がなぜ生じてしまったのか
等の過去の視点だけでなく、利害関係者の不安を取り除くための将来の視点の両方から、
問題の改善策を苦戦しながらも議論することができたようです。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●商学部4年
今日の講義では前回に引き続き対話力の講義と、それを踏まえて演習・議論を行った。SPICEのアプローチにおける問題解決の際に注意すべき考え方として、ex posto とex anteの概念を学習した。ex postoは問題に対して一時的でネガティブな解決策のことを表し、ex anteは問題に対して持続的で根本的な解決策を表している。前者も大事だが後者の対応の方が、丁寧で確実な印象を与え信頼回復に結び付きやすいのだと感じた。今回の演習事例に対する議論ではファシリテーターを担当したが、メンバーが自分の進行以上に建設的で革新的な意見を出してくれたので、新たな視点で考えることができた。他の班の発表を聞いても、自分たちにはない視点ばかりで非常に有意義な議論の時間になった。

●経済学部3年
本日の講義ではSPIのプロセスを前回の講義以上に実行することができた点と解決策を過去のもの(表面的なもの)と将来のもの(根本的なもの)に分けて考えることができた点という以上の2点で収穫があった。1点目に関しては多くのステークホルダーを出す際にその組織の構造や構成員を一つずつ洗い出すことで以前の自分よりは多くの視点を獲得できた。2点目に関しては今回獲得した新しい視点だった。表面的な体制の刷新や対象社員の解雇を解決策として実行するのではなく、根本的な問題に着目した解決策を見出すことの重要性を感じた。また、根本的な問題を見つけるためには多様なステークホルダー視点が不可欠になると感じた。今回であれば、バイトが感じる職場の労働環境をバイトを叱責した社員の立場でも労働環境を分析した時に、会社全体の体制の問題により、不満が連鎖的に発生している可能性を発見することができた。

●法学部政治学科2年
ファシリテーターが完全に選択肢を出し切らず、他の人が発言する余地を残しておくことが、議論を活発にするために大切だと学んだ。他の人が発言できるようにしておくと、他のタイミングや問いでもその人が発言しやすくなり、いろんな選択肢が出てきやすくなると感じた。
また、いろんなSPICEのEで評価をする時、議論の場にいない人を含む多くの人の視点から評価することが重要だと学んだ。今回の演習でいうと、私たちの班では一般の人の視点が足りていなかった。他の班の発表で、対策についての外部への発信というのがあったが、これは私たちの班では出てこなかった。これは一般の人を利害関係者から外してしまっていたからであり、その視点が欠けていたからだと思う。講義で先生がおっしゃっていたように、まだいない人の視点まで持つことが大事だとわかった。