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12月16日(火)第10回リーダーシップ基礎 中間報告②「ミッションとビジョン」

本日の講義の流れ

▼杉田一真先生(産業能率大学・経営学部教授) ― 講義・学生発表

第10回「リーダーシップ基礎」では、第7回に引き続き、杉田先生に講義および学生発表をご担当いただきました。講義の冒頭では、本講義のテーマである「それぞれのミッション」への導入が行われました。第3回講義で扱った、自己理解を深めるための「自己との対話」と、第7回講義における社会的なトピックを起点として望ましい社会を考える「社会との対話」という二つの視点が、各自のミッション形成へどのようにつながるのかについて、整理して解説していただきました。

続いて、受講者が事前に提出した「ミッション(中間課題)」について、班ごとに共有および発表を行いました。また、数名の受講者には、班内にとどまらず、全体に向けてミッションを発表していただきました。これらの発表に対して、杉田先生からはミッションの背景や前提に踏み込んだ質問がなされ、受講者が自身の考えを再検討し、理解を深める機会となりました。
 年明けには、本中間課題を基礎とした最終課題の提出が予定されていますので、今回の班内・全体フィードバックを踏まえ、引き続き主体的に取り組むことが期待されます。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●商学部2年
今回の授業を通して、自分の将来の目標を声に出して他人に共有することで、様々な視点から実現可能性や、社会に対してどのような貢献ができるのかフィードバックを受けることができた。自分は身近な話題である就活を通して自分がどのようなミッションを達成していくかを軸としてスピーチを行った。周囲のグループメンバーは自分よりも多くな目標を語っていたりしたので、実現可能なことを言うのももちろん正しいと思うが、ミッションとしてもより大きなことを言うこともとても大切なのではないかと考えた。そこで社会に対して自分がもたらす付加価値は何かを今まで以上に吟味していくべきだという議論がグループ内で浮き上がった。正直自分の付加価値はまだ分からない部分も多いが、周囲に意識が高い人が揃い、全員で学べるこのリーダーシップ基礎の授業の中で、できる限り探して今後に活かしていきたいと思った。

●経済学部2年
中間レポートの発表を通して、同じ課題でも一人ひとり異なるミッションやビジョンを持っていることが印象的だった。社会を変えたい方向性や、そこに至るまでの道筋がそれぞれ違い、発表を聞くこと自体が刺激的な時間だった。一方で他者の発表を聞く中で、自分のミッションはある程度言語化できているものの、それを実現するための具体的なビジョンがまだ十分に描けていないことに気づいた。ミッションが「ありたい社会像」だとすれば、ビジョンはそこへ向かう現実的な道筋であり、両者をつなぐ視点の整理が今後の課題だと感じた。また、発表の仕方についても学びがあった。特に、発表の冒頭で個人的な原体験やエピソードが語られると、その人の人生の文脈の中でミッションが理解でき、一気に話に引き込まれる感覚があった。ミッションは抽象的な理念ではなく、個人の経験や価値観から立ち上がるものだということを、他者のスピーチを通して実感した。最終発表に向けては、自分自身の経験とミッションのつながりを、より具体的に語れるようにしていきたい。

●経済学部2年
今回の講義では自分のミッションとビジョンの共有を行ったが、主に二つのことを学んだ、一つ目は、具体的な話を行うことがミッションの共有を行うことが重要であるということである。具体的な経験といっても単にそれがどういうものであるのかを説明するのではなく、具体的な情景を聴き手に想像させ、そこからつなげる意見に共感を持てるようにしなくてはならないということを強く感じた。二つ目は、ビジョンを語るうえで、自分が社会にどのような付加価値を与えることができるのかということを考えることの重要性である。教授からのフィードバックに、社会にはすでに自分が実現したいことと同じことをしている人がいるので、自分がそこに所属することでどのような変化をもたらすことができるか考えた方が良いのではという言葉をいただいた。このことはまさにその通りであり、ビジョンにそのことを織り込むことが必須であると痛感した。
期末課題ではこれらに留意しながら臨みたい。