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1月13日(火)リーダーシップ基礎「交渉力③:対立が深い場合の交渉方法」

本日の講義内容

▼田村次朗先生-(講義・演習)
第13回の講義では、自己紹介セッションを経て、ケーススタディに取り組んだ。

今回のケースは2カ国間の交渉をテーマとしており、これまで以上にスケールが大きく、臨場感のある内容でした。 これまでの学習内容を活用し、相手の立場を推し量りながら、忌憚のない意見を引き出そうと試行錯誤されている姿が非常に印象的だった。
全体として、秋学期の当初に比べて意見交換が一段と活発になっており、受講者の皆さんの成長を窺い知ることが出来た回となった。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●商学部3年
今回の授業も交渉のケースを行ったが1番重要だと感じたのは前提条件やそもそもの立場などをしっかりと理解した上で交渉に臨むということである。
今回のケースは非常に複雑な問題でグループでの確認の時間がなければ深く理解せずに交渉が始まっていただろう。交渉を始める前に可能であれば他の人からの意見を聞くことが効果的だとかんじた

●経済学部2年
今回の講義で行ったロールプレイングは、前回までとは異なり、国家間の利害調整という、お互いに複数のステークホルダーを抱えた非常に複雑な設定であった。冒頭の15分間で十分に準備をしたつもりだったが、実際に交渉に臨むと多くの困難に直面した。
まず、自分が一方的に話す場面が多く、相手の立場や状況を十分に把握できなかった点である。相手から本音や制約条件を引き出すために、どのような言い回しを用いるべきか、その難しさを実感した。また、自分の目的を達成することに意識が向きすぎた結果、より高い次元での合意形成を目指す視点を欠いていた。
他グループの交渉を振り返って聞いたことで、自分がいかに一つの目標に固執していたかに気づかされた。交渉の場では、無意識のうちに相手を「敵」と捉え、力ずくで進めようとしてしまう。しかし、自分の掲げたゴールが必ずしも最善とは限らず、互いの立場を尊重してこそ、社会にとっても双方にとってもより良い解決策が生まれるのだと学んだ。この気づきを得られた一方で、実践できなかった悔しさが強く残った。

●商学部2年
今回の講義は、将来国際的な人材として活躍を残していきたい自分にとってとても有意義なものであった。講義内で田村教授が教えてくださったエスカレーション&ネゴシエーションなどの交渉の手法は、今まで自分では知らずにいて、国際的に大国のリーダーたちが意識的に使用しているものであることも初めて知った。こういった手法に対して注意を傾け、交渉を俯瞰していくこともとても面白いだろうと思う。またケース演習では、発表前者のグループと同じ帰結に至った。第三者に品質調査を再度依頼することで、安全性をある程度保証できると共に、消費者ファーストであることも世間に広めることができ、合理的なのではないかと検討し、妥協に至ることができた。ただ、今回自分はアメリカ側でロープレを行なったのだが、自分から弱気になってしまいまず譲歩案を提供してしまった。悪いことでは無いだろうが、自分の意見をしっかりと自信を持って今後はより表明していきたいと思った。