KEIO
LEADERSHIP
CENTER

MENU

12月17日(火) 第10回リーダーシップ基礎「説得力③:パブリックスピーチII」

本日の講義の流れ

▼杉田先生―(講義・演習)パプリックスピーチ
前半は、杉田先生よりリーダーシップについての復習に加え、スピーチにおいて大切なことについてご講義いただきました。中でも、聞き手の中に心が動き出す起点を創ることの重要性は多くの受講生が今後強く意識したいと考えたようです。
後半は、各グループで「実現したい社会(Weメッセージ)」の発表を行いました。以前「私が実現したいこと(Iメッセージ)」の発表を行った際よりも鮮明なイメージを持ち、具体的に各自の目標を語ることができた様子でした。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●商学部1年
講義の始めにあった聞き手の中に心が動き出す起点を創ることが消費者行動やその他の行動においてとても影響を与えるという話が確かにそうだと深く納得させられた。Weメッセージの発表で特に感じたことは、原稿を見るか見ないかで、伝わり方が全く異なってくるということだった。原稿を見ている人の発表は、こちらに語りかけてくれていないような感覚になり、内容も頭に入りづらかったように感じる。逆に、何も見ずその場で自分の考えを伝えてくれる人は、熱意といったものが伝わってきて、聞きたいなと思わせてくれるような発表であった。また、weメッセージの中に自分の経験談を入れることや、だから自分がこの先どうしたいといった将来の目標が内容に含まれている人は、具体性があり、聞いていて取り入れたいなと思った。話に一貫性を持たせることもとても大切であると思う。次回から今日学んだものを吸収していきたい。

●経済学部1年
今回は前回行ったIメッセージを踏まえて、私が実現したい社会としてWeメッセージのパブリックスピーチを行った。今までは聞き手の関心を引こうと思ってもどのように話せばいいかわからなかったが、授業を聞いて、心と頭において興味の起点を創ることが大切だとわかった。また心の興味を引くためには、データや情報といった事実を利用し、頭の興味を引くためには、イメージや情熱といった自分の思いをぶつけることが効果的であることを知った。またこれらの使い分けとしては、場面に応じた割合の変化が大切であり、杉田先生の場面例は具体的でわかりやすかった。これらを踏まえて自分の原稿を見直してみると、私の文章は聞き手の頭の関心を引くようなワードが少ないことに気づいた。そこで推敲し、スピーチをしてみると前回のIメッセージの際よりも聞き手の方たちが関心をもって聞いてくれ、質問もたくさんしてくれた。そのためこれからも人前で話す機会はたくさんあると思うが、その際には今回習ったことを意識しながらスピーチをしていきたいと思う。

●文学部1年
スピーチのあり方、話し方についての話は深く納得・共感できるところがあった。特に現代の社会問題解決にあたっては、話の中にあったような情熱や共感を通した説得、明確な目標設定とその共有が不可欠であると考える。というのも取り扱う問題自体が、数年前と比べても複雑で、抽象性の高い場合が多いと言えるからである。また他にも多く感銘を受けるところがあった。授業後半では実際にスピーチを行ったが、実際に行うとなるとなかなか上記の内容を意識するのが難しいことにも気がついた。日常生活においてもこの点を意識して対話することで、無意識のうちに使えるようになりたい。