6月6日（月）に、8回目の「リーダーシップ基礎」が行われました。
今回のテーマは、「交渉力」です。

前半の田村先生による交渉学の講義では、
効率よく交渉の準備を行うための具体的な手法、SMATOアプローチ（※）を学びました。
さらにその後、交渉に関する模擬ケースを読み込み、
実際に学んだ手法を用いてグループディスカッションを行い、実践的に学びを深める時間となりました。

交渉では、価格などのターゲット(T)に関する話に目が向きがちですが、
ケースを通じて、事前準備の重要性、ミッション(M)やクリエイティブ・オプション(O)を意識する必要性を肌で感じ取ることができたのではないでしょうか。
次回は、より発展的なケースを用いて学習を行う予定です。

また、PBL（Project Based Learning）では
冒頭、杉田先生から、現在のグループワークが
リーダーシップの山場であるというお話をいただき、受講生たちの再認識が促されました。
その後、前回に引き続き、最終報告（6月29日）に向けて、
各班でのグループワークを実施、次週以降も最終報告に向けてさらにブラッシュアップをしていきます。

（※）SMATOアプローチについては、田村次朗「ハーバード交渉学と日本版交渉学の比較分析による事前準備の方法論 : 5ステップのSMATOアプローチを中心に」法学研究94巻6号(2021)45-65頁を参照してください。