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11月7日(月) 第6回交渉学 「対話力II」〜三田キャンパス

利害関係者の視点で考える

今回は、前回と同様に講義の時間を必要最小限にし、グループを中心に対話力の演習を通して学びを深めました。

1つ目の演習では、スポーツの国際大会において、新しいルールを作成する事例に取り組みました。受講生は、日本、フランスなどといった各国の交渉代表者として自分たちの狙いや背景を考慮しながら、結論を出すべく対話を行いました。

2つ目の演習では、食品衛生の観点から問題がありそうな事案が発覚した、という企業不祥事に関する事例で学びを深めました。利害関係者を洗い出し、それぞれどのような対策をとり、どのように情報発信をしていくべきかなどについて検討しました。

いずれのワークも複合的な視点が求められ、多方面からの意見を集めてコミュニケーションをとっていかなくてはならないもので、受講生は、考え得るすべての選択肢をテーブルに挙げて議論することの重要性を実感したのではないでしょうか。

リーダーとの対談 ―佐藤裕紀氏(中部電力株式会社専務執行役員グローバル事業本部長)

今回の「リーダーとの対談」では、中部電力株式会社専務執行役員グローバル事業本部長の佐藤裕紀様にお越しいただきました。ロシアによるウクライナ侵攻により、いかにしてエネルギーを供給していくのか、また脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーや原子力をどのように扱っていくべきなのか等、エネルギー問題はホットな課題だけに学生も多くの質問を投げかけていました。田村教授からも「佐藤さんが首相なら日本のエネルギー政策をどうするか」といった質問がなされるなど、これからの日本社会や世界情勢を考えるにあたり、非常に示唆に富む話を聞くことができました。