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12月5日(月) 第9回交渉学 「ブルガリ 特別セッション」〜三田キャンパス

ブルガリ・ジャパンによるセッション

交渉学やリーダーシップ教育に賛同いただきご支援いただいているブルガリ・ジャパンの皆様に、今年もお越しいただきました。冒頭、Vincent Reynes 社長より現代におけるアントレプレナーシップの重要性についてお話しいただきました。自分の夢や将来に思いを馳せ、興味深く聞き入っている受講生の様子が印象的でした。

続いて、ラグジュアリーマーケットの最前線でご活躍されている、リテール部門のVice President吉田惇様より、ブルガリのミッションやご自身のキャリアについてご説明いただいた後、2つのケースを受講生に取り組んでもらいました。いずれの事例もコロナ禍で実際に吉田様がご経験された事例で、難易度の高いものでした。

課題に対する対応策・交渉について10分ほど議論したのち、数班が班としての結論を発表、それを受けた吉田様からのフィードバックと続きました。受講生の発表内容には、吉田様から思わず「秀逸な案」というお言葉が漏れたものもあり、短い時間でしたが質の高い議論が行われたと思います。吉田様からは、実際に行った対応策・交渉についての具体的なお話もあり、受講生たちにとってまさにビジネスの現場の生の声を拝聴できる貴重な機会となりました。

ご講演の最後に語られたのは、ご自身の経験をもとに感じたコロナ禍による交渉の特徴、すなわち、今回のケーススタディで取り扱ったようなコロナ禍で生じる交渉は、皆が営業の制限を余儀なくされている中で、実質的に目指すべきは協力的な「win to live together innovatively」であるということです。そして、そのような状況下では冒頭でReynes社長がお話しされたようにアントレプレナーシップが必要である、というお話で締めくくられました。