KEIO
LEADERSHIP
CENTER

MENU

12月12日(月) 第10回交渉学 「交渉学II」〜三田キャンパス

2度目の模擬交渉:まずは事実確認から、ミッションを大切に

2回目となる1対1の模擬交渉が実施されました。前回は、「パワープレイをしない」あるいは「お互いに何ができるかを話し合う」といった点について学びましたが、今回は交渉における大事な5つのポイント、SMATO(Situation:状況把握、Mission:目標・方針、Alternative:代替案、Target:合意可能な幅、Option:創造的選択肢)を意識して対話するよう田村先生からご講義いただきました。そのうえで、顧客トラブルが起きたときどのように対処するのかという、前回のブルガリセッションと同様、実例をもとにした複雑なケースに取り組みました。

交渉中には、状況を図で整理しながら相手と議論する受講生が多く見受けられました。終了後、数班に交渉結果について発表してもらい、田村先生から解説がなされました。先生は今回の事例を「Missionの大事さがわかる例」として、まずは事実の確認を行い、そのあとで対応に関する具体的な話題に移るべきである、と説明されました。続けて、顧客の意見に耳を傾けながら、その意見を可能な限り反映させた合意内容を目指すべきである、と締めくくられました。

PBLの中間提出を受けて

先日行われたPBL(Project Based Learning)の中間提出に対して、今回、杉田先生より講評をいただきました。各班の提出物に対して、杉田先生独自の視点を入れていただくことにより、最終提出に向けた方向づけがなされました。また、田村先生からは、最終提出物に関する注意事項についてお話しいただきました。

全体での講義終了後も、各班で自主的にPBLの提出に向けて話し合う姿も見られ、年明けの最終提出物が今から楽しみです。

福澤諭吉記念文明塾卒業生セッション

12月10日(土)に、福澤諭吉記念文明塾の卒業生9名の方にお越しいただき、特別セッションを行いました。交渉学受講生の中で希望する学生が参加し、卒業生の方々とともに、女性のリーダーシップや、これからのリーダーシップについて考えるなど、有意義な時間を共有しました。初めての試みとなりましたが、参加者の興奮が伝わる貴重な機会となりました。この特別セッションの詳しい内容については、後日「リーダーとの対談録」として掲載予定ですのでお楽しみに!