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10月2日(月) 第1回リーダーシップ基礎「オリエンテーション&リーダーシップとは」 ~日吉キャンパス

本日の講義の流れ

▼田村先生―(講義・演習)オリエンテーション&自己紹介セッション
▼杉田先生―(講義・演習)リーダーシップとは&自分のミッション

前半では、本クラスの目的やスケジュールについて田村先生からお話がありました。ご自身の学生時代の経験から、このクラス創設に至った経緯などは、多くの学生から共感を得ているようでした。その後の、自己紹介セッションでは、初対面の人に対して最初こそ戸惑いがありましたが、すぐに盛り上がりを見せていました。

後半で杉田先生から行われた、「どのような授業だと想像して履修しましたか?」との問いかけには、「アクティブラーニング」、「やる気がある人が来る授業」など、前向きなコメントが多く出ました。

最後に、リーダーシップとは何か、について考える講義の後、各自のミッションをグループで話し合う時間がとられました。第1回目の今回は短いワークでしたが、今後も様々なセッションを通じて、一人一人がミッションを模索し、思考を深める授業が展開されていきます。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

● 法学部法律学科3年生

本講義を受講するまで、リーダーシップとはリーダーに求められる「議論を主体的に進める能力」だと考えていた。しかし本日の講義を通して、私の価値観は180度変化した。リーダーシップとは、リーダー以外の人物にも求められる「目標達成に向けて個人が他人あるいは集団に対して影響を与え、その実現に導く行為」であることを学んだ。立場や役職に関係なく発揮可能なリーダーシップはいつ成立するのか、リーダーシップを発揮するにはどのような能力が必要なのか、今後の講義を通して学ぶのが楽しみだ。

本講義はアクティブラーニングを中心に取り入れており、先生だけでなく塾生の方からも積極的に講義に参加できる。塾生と先生が相互に刺激を与えあいながら学ぶ姿からは、慶應義塾の理念である「半学半教」が実感でき、大学入学以降初めて「大学の講義が楽しい」と心の底から感じられた。

次回以降の講義も、様々な価値観を持った塾生とのコミュニケーションを楽しみながら、リーダーシップに関する学びを深めたい。

● 法学部法律学科3年生

初回の講義の印象を一言で表現するとするならば2つの「気づき」があった。

 1つ目の「気づき」は、自己表現についてである。本講義中にはグループワークが設定されており、参加者には自己の経歴や考えを積極的に伝えることが求められる。一見簡単そうだが、思いの外難しいと気づかされた。頭の中で浮かんだ概念とそれらをいざ伝えようとして口にした言葉との間には多少なりとも乖離があった。この乖離は関係が成熟した後には相手側から自己の意図を汲み取ってもらうことで解消することができるかもしれないが、ビジネスの場で想定されるような初対面の場合には乖離が解消されないまま相手に伝達されてしまう恐れがある。本講義は自己表現を鍛える場として期待できると感じさせられた。

2つ目の「気づき」は、傾聴力についてである。グループワークの際には、発言者に対して質問する時間が設けられていた。私自身もいくつか質問したが、発言者の方が不満足そうな表情を浮かべた質問があった。おそらくもっと伝えたいことがあったのではないだろうか?発言者の表情や言動の機微を感じとり、それらに合わせた質問を再度相手に投げかけることにより、相手と自己のすり合わせが生まれ、すれ違いも少なくなるのではないか。そのような気づきが私自身の中で生まれた。

今後、対話力や傾聴力を鍛えることを主眼とした講義が展開されると聞く。私自身に欠けているスキルが本講座により習得されることを期待する。