KEIO
LEADERSHIP
CENTER

MENU

10月9日(月) 第2回リーダーシップ基礎「傾聴力とコーチング」 ~日吉キャンパス

本日の講義の流れ

▼杉田先生―(講義・演習)傾聴力とコーチング

リーダーシップ基礎のカリキュラムは、①傾聴力、②対話力、③交渉力、④説得力という4つの軸を中心に構成されています。今回は、そのうちの傾聴力に着目したクラスでした。

2人1組になって、ただ話したり聞いたりするのではなく、出される課題に応じて、聞き手は態度を変えながら相手の話に耳を傾けるというセッションを行いました。これは、どのような態度で相手の話を聞けば、相手がより話しやすくなるか、体感として学ぶことを目的としています。

次回は、塾高硬式野球部監督の森林貴彦氏にお越しいただき、甲子園優勝に導いたリーダーシップ力をお話しいただいた後、受講生からの質問にお答えいただく予定です。

履修生の学び ~講義後に提出される振り返りシートより抜粋

● 法学部政治学科2年生

今日の講義で、「相手の話を聴く時、自分は真っ白でいなければならない」という言葉が印象に残っている。

相手から話を聴くということは、相手の内側にある気持ちや事情を外側に出してもらうことである。相手が気持ちよく内側にあるものを開示できるよう、聞き手は相手の心理的安全性を確保する努力を惜しまないことが重要である。

今日の授業でも嫌というほど思い知らされた。私が1分間興味あることを熱心に話しているというのに、相手は無視しているのだ。そんな状況で誰が話したいというのか。否定的な意見しか言われないような状況は尚更だろう。

では、どのような状況で人は相手にもっと話したいと感じるのだろう。聴き手は話し手の全てを受け止める、その覚悟で話に耳を傾け、一旦全てを肯定する。過去形、否定形の表現は避けたうえで、what、why、howなどの拡大的な質問を用いて相手の話を深掘りする。このような聴き手の姿勢が「真っ白でいること」と表現できるのではないかと考える。

私はインターン先の予備校で多くの塾生の相談に乗っており、「一旦、相手の全てを受け入れる」ということを試みていた。しかし、相手の話に割り込んだり、否定的な表現を使っていたりしていたと反省している。そのため、傾聴する際には、要約することを意識し、否定形を避け、自分は真っ白であるということを意識し、この経験を活かしていきたい。

● 看護医療学部1年生

傾聴とは、意識を完全に相手に向けて相手基準で話を聴くことである。相手基準というのは、例えば相手が早口ならばそれに合わせて相槌をテンポよく打ったり、ゆったりとした口調ならゆっくりと頷くことなどである。また、相手の言葉を変えずにおうむ返しをすることで、相手の話を受け入れていることを伝えるなどのスキルも必要だ。

私のペアは、私が話したことを私の言葉をそのまま使いながら要約し、共感しながら話を聴いてくれた。その時自分の話に興味を持って聴いてくれたのだという安心感と、もっと話したいという会話の楽しさを感じた。今までは、会話というのは話し手がいかに面白い話をするかで充実度が決まると思っていたが、聴き手の傾聴の態度によってそれは決まるのだと学んだ。また、講義後半のコーチングも印象に残った。コーチングとカウンセリングはどちらも傾聴するが、コーチングはクライアントの自発的な行動まで促す必要がある。私は看護医療学部に所属しているが、将来看護師になった時に患者に回復するための行動を促すコーチングを身につけておけば非常に役立つと感じた。