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4月23日(火)第3回交渉学「主体性とは、教員との対談」

本日の講義の流れ

▼杉田先生 ― (講義)主体性とは
▼杉田先生、社会人TA古山さん、渕川先生による対談・質疑応答

4〜6人1組で自己紹介セッションを行った後、杉田先生から、主体性とは何か、主体的であるためにはどうすればよいか、についてご講義いただきました。自分に主体性があると思うか、という問いに対するグループ・ディスカッションを通じて、それぞれが自身の現状について振り返ることができたようです。
後半の杉田先生、古山さん、渕川先生による対談では、学生時代の過ごし方や将来を決める際の基準など、今学期の課題となっているWILLに関してお話しいただきました。受講生からも次々と質問が出て、講義への積極的な姿勢が見てとれました。

履修生の学び 〜講義後に提出される振り返りシートより抜粋

●法学部法律学科3年
マイノリティ思考を持つことと、他責思考をやめることの2点が非常に印象に残った。
前者について、私自身、就職活動に悩んでおり、やりたいこととは異なるが安定した職業、もしくは、やりたいことと合致しているが少しリスキーな職業のどちらにしようか考えていた。やりたいと思っている職業は世間で見ればマイノリティの部類に含まれており、大学を卒業してそれをやるのかと疑問に思われてしまうような職業である。しかし、その職場で慶應生として学んだことをどのように発揮するかを重視するべきであると気付かされた。
後者の他責思考をやめることについては、今現在の自分も意識していることでもあった。私は普段絵を描いているが、絵を描くという行為に他人の行為が介入することは一切なく、全て自分の中で完結するものである。ミスがあれば自分のミス以外にないこの世界において他責思考は存在せず、自問自答が繰り返される。それを今後も意識していこうと決心できた。

●商学部3年
主体性とは、自分の意思・判断によって自ら責任を持って行動する態度や性質を指し、未来を想像して現在における選択をする態度や志向である、という。自分のやるべきことについて具体的に何をして達成するかをペアに伝える際、「~します」という主体的な語尾を使うことで、よりその課題やそのための行動について義務感や責任を感じることができた。
講義後半では、講師の方々のお話を聞いた。どなたも主体性を持って過去に選択を重ねてきたのだなと強く感じた。決断する際に大事にしていることはそれぞれ異なっていたが、本質的には自分の中で判断基準を設けて、責任を取れるようにしておくという部分が一貫していた。キャリア形成についても、「迷ったときは常にマイノリティを選ぶ」、「ネガティブな深堀を進めながら考える」など、それぞれの講師の方が自身のポリシーに従ってキャリア形成をしている様子が伺え、何事も主体的に取り組むことが必要なのだと学んだ。

●法学部法律学科4年
「主体性」について深く学ぶことができた。そもそも私はあまり主体性がある人間ではないと思ってきた。それは主体性というものを自分からぐいぐい行動することのように感じていたからであるが、今回の話を聞いてこの考えを改めることができた。主体性は、「自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質」と定義されるように、ただ動くだけが主体性でないのだと感じた。私自身、サークルとゼミの代表を務めている。リーダーポジションを経験することが多いからこそ、しっかりと自分の意志で判断をし、リーダーとしての責任を持つ、主体性のあるリーダーになりたいと思った。
また、影響の輪を広げた演習が、凄く印象に残った。これからも影響の輪を広げていけるように、日々頑張っていきたい。